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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 |
開講科目名 /Course |
フランス芸術文化各論Ⅱ/STUDIES IN FRENCH ART AND CULTURE II |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木4/Thu 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
熊木 淳 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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熊木 淳 | フランス語学科/FRENCH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
前学期に引き続き、フランスの前衛について扱う。前学期では詩を中心に扱っていったが、ここでは(極めて特殊な)散文も扱うことになる。 フランスの「前衛詩」というとダダイスムやシュルレアリスムを想像するかもしれないが、それだけではない。むしろそれ以後、多様な展開を見せている。本講義では、20世紀半ば以降の前衛詩を中心に紹介していく。20世紀後半に展開される前衛詩は、これまでのダダイスムやシュルレアリスムなどが我々に与えてきた前衛のイメージとはやや異なり、集団的に活動するのではなく、むしろジャンルごとに細かく分かれて作品を生み出し続けていくようになる。また従来の紙に書かれる詩という表現方法からダダイスムやシュルレアリスムが行ってきた以上に逸脱し、詩とその媒体(メディア)といった重要な文学的問いを提示してきた。こういった問いを通じて、一見詩とは思えないような作品を通覧していく。 一般に前衛詩は難解であるとされているが、それは前提となる文脈が共有されていないだけで、その文脈を共有すれば問題意識は明確であることが多い。本講義では前衛詩に通底している共通の問題意識を強調することでそれぞれの前衛詩の理解を促していく。 当授業は「フランス語圏の芸術文化の多様な専門領域に関する知識を体系的?横断的に習得」することを目指すという点で学位授与方針5に定める能力を涵養し、また教養課程の編成?実施方針に関しては教養教育における「思想、歴史?文化、自然?環境?人間に関する概括的な知識の理解、さま座なん言語およびその文化的背景に関する知識の理解」に資する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は原則対面で行うが、やむを得ず対面授業に参加できない受講生がいる場合、何らかの形(オンデマンド)で遠隔での参加に対応できるようにする。また、今後の状況によっては全面オンデマンド授業になる可能性もある。 多くの前衛詩は言語の使用を問い直し、普遍性を目指す傾向があるため、フランス語の語学力が不可欠でないことも多い。残念ながら日本語での解説書はほとんどなく参考文献でもフランス語のテクストを提示するが、本講義でフランス語の能力を求めることはない。また前衛詩の特性上、しばしば視覚?音声詩料を用いて紹介することになる。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
前衛詩の作品、あるいはその翻案は、しばしばインターネット上で公開されている。これらを事前?事後に参照することで授業に臨むことが望ましい。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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