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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
フランス語圏の文学Ⅰ/FRANCOPHONE LITERATURE I |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水1/Wed 1 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
森井 良 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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森井 良 | フランス語学科/FRENCH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
フランス文学史の流れを実際のテクストとともに見ていきましょう。比較的リーダブルな20世紀のものから17世紀?19世紀の古典まで、有名作品の抜粋(原文+翻訳)を読んでいきます。 全体を貫くテーマとして、「恋愛」を選びました。フランスはヨーロッパでもいちはやく「恋愛」を文学のテーマに据えた国だからです。まず12世紀にトゥルバドゥールと呼ばれる宮廷詩人たちが純度120%の愛を謡い、この愛を散文的に描いた「物語=ロマン」が誕生します。17世紀の古典主義の時代になると、恋愛の「情念」を「理性」によって描く小説作品が登場してきます。いわゆる「恋愛心理小説」というその後の時代にも脈々と受け継がれてゆくジャンルです。古典主義以降、「理性」では捉えきれない「情念」をダイレクトに表す作品が次々出てきますが、そこでは人間の狂気や背徳的な部分、あるいは過激で多岐にわたる恋/性愛のかたちが俎上に乗せられることでしょう。 以上のような流れを、テクストの読解とレクチャーをつうじて概観していきましょう。一、二年次に身につけた語学の知識を応用しながら、文学作品の精読法や文化?社会上のコンテクストを学ぶというだけでなく、さまざまな恋愛の諸相を知ることで、柔軟なマインドを培うことが本授業のねらいです。また、二十一世紀の現在から見た個々の作家のアクチュアリティを受講生各自が見定めていってほしいと思います。 キーワードは以下のとおり。結婚、不倫、同性愛、近親相姦、年上好き男子/年下好き女子、草食系男子/乙女系女子、ファム?ファタール(宿命の女)、娼婦、ジェンダーレス男子、リベルタン(自由放蕩家)、以下自粛 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は対面で実施する予定です。各回ごとにmanaba経由でコメントの提出を求め、それに対するフィードバック(質問への回答、補足説明など)は適宜授業内で行います。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習は各回ごとにUPされる資料を読んでおくこと(1時間程度)、事後学習は授業で学んだことを踏まえてコメントを執筆?提出すること(1時間程度)。また、授業で取り上げた作家の作品を(翻訳でいいので)実際に自分の目で読むようにしてください。自分の頭で考えたことを普段から書き留め、コメントやレポートに反映させること。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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